第一章　なかがき

ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。
ようやく始動しました、ヒスイの物語。
けれどまだ彼女は羽の生えそろっていない雛鳥に過ぎません。
彼女を取り巻く世界情勢は不穏な気配を漂わせています。
神を信じなくなった元・巫女や、一癖も二癖もある盗賊など、周囲もそれなりに賑やかになってまいりました。
引き続き、彼女の成長を旅と共に読者様には見守っていただきたく存じます。

作者の諸事情により、序章を書いたときよりも（格段に）早くに第一章完結を皆様にご報告できたことを心より嬉しく思います。なんと第一章開始時よりわずか三ヶ月！　偉い、私！（笑）
もちろん書き手だけではこんな早さで続けてこられなかったでしょう。毎週、更新されるたびに感想をくださる常連様、偶然にもこの物語を読んで面白いと思ってくださった読者様に、この場を借りて心より感謝を。

Special thanks to
    彩根耕二様、可音様、斉藤白寿様、菅原志乃様、田島光記様、夏目岬平様、穂高あきら様、ミツルギサヤト様、結城澪様、その他読んで下さった皆々様(50音順)
 

　　　十和田　茅　拝
　　　（2001.11.30）