<ファンタジー武器談義>(02/02/16更新) [目次に戻る]

ファンタジーの武器について、色々謎に思うことはありませんか?
拙宅の掲示板にてその類の話で盛り上がったことがあります。
そのままログとして流してしまうのはもったいなかったので、残してみました(和洋、色々ございます)。
何かの参考になると幸い……参考にならないかも。


題名:徒然なるまま 投稿日 : 2002年2月7日<木>16時57分
穂高さんのところでやってる企画「小説福袋」第一弾は、「黒髪の剣士」です。
「うちには黒髪はいても剣士はいないんで〜」なんて話を書き込んできたのですが。

そもそも「剣」って書いて、どういうものを想像するでしょう。両刃で、直刃で、……長さは?
手持ちのTRPG用資料にはソードは刃渡り1〜1.5メートルとあります。……刃渡り? 全長でなくて? だとしたら、うちのキャラに持たせるのはショートソードですね。ショートソードって漢字でどう書いたら伝わりますか。小剣? 短剣? これで全長60〜70センチのものを想像してもらえます?
……茅は短剣といわれると、せいぜい30センチくらいの刃渡りしか想像できませんが。
第一、中世なんて食糧事情がよろしくないのに1.5メートルじゃ身長とほぼ同じじゃないですか。そんなんで振り回せるのか?

で、刀剣関連のサイトなど行って来ました。歴史的にロングソード(80〜90センチ)は騎馬、ショートソードは歩兵が装備していたようです。なるほど、馬で突撃するから長い剣が必要だったのですね。ついでに身長の謎も解けました。貴族さんと一般庶民は食べ物が違いますが、当然ながら体格にも差があったようです。西洋人と日本人くらい違うんではないかと予想します。ちび、と相手をからかうのはただ体格差だけではなく、階級差もからかっているのですって(嫌な奴だ……)。

決めました。うちで「剣」はショートソードを指します。ロングソードを「長剣」と書く方が伝わりやすいはずです。道理でうちに長剣やランス(馬上槍)の使い手がいないわけです。馬による戦争で最大の効果を発揮する武器なんですから。ようは騎士の武器ですね。うちのキャラは皆アウトサイダーですもん(笑)


彩根 題名:私の想像する剣士 投稿日 : 2002年2月7日<木>18時52分
なるほどなるほど。
私、剣士って言うと、不精ヒゲを生やせた体格の良いおっちゃんが両手剣を振りまわす姿をイメージしてしまいますね。
多少、ベルセルクが入ってそうですが、自分の中で「剣士=両手剣」のイメージは確固たるものですね。
利き手に片手剣でもう一方の手には盾という装備は剣士ではなくて戦士ってイメージなんでしょうね。
ちなみに友人の受け売りの知識ですが、両手剣って自分の身長と同サイズを使うそうで、それを振りまわして馬ごと切る……日本で言う斬馬刀のような役割をしたそうです。
つーか、自分と同サイズなんて振りまわすのは無理だって……よほど筋肉隆々な人が使ってたんでしょうねぇ。

ショートソード>これは小剣でしょうね。短剣だとダガーの事を指すほうが多いですし。


題名:バーサーク 投稿日 : 2002年2月7日<木>20時25分
彩根さん>
ベルセルクの世界ですね〜。
某サイトさんで、ガッツの使うあの剣の、面積とか使われたと思われる材質とかを計算して「あの剣は88kgある!」っていった方を見かけました。普通の剣の重さが1kgくらいだそうですので、「どんだけ重いんじゃ」という世界です。切るというより薙ぎ払うといった用途でしょう。
(たしか斬馬刀もそういう使い道……所詮、マンガで得た知識ですが)
両手剣かぁ……ああいう無骨な剣を使う筋肉隆々の男(むろん、髭あり)って書けないんですよねぇ。どこまでいっても上っ面しか描けそうにない(苦笑) そういやベルセルクって何巻まで読んでたっけ。←卒業と同時に貸してくれていた人とも縁が切れた。

剣士というと、私はもうちょっとお綺麗なイメージがあるかもしれません。戦士はなんでもありだけれど、剣士は剣だけにこだわっているような。
剣士を書くより盗賊を書く方がリアルに描写できる自信があります。それもどうだろう……。

ショートソード>
小剣でも、なんだかちゃちな印象が……やっぱり剣より小さいという印象を受けるので。私もダガーは短剣だと思いますが。細剣(レイピア)はまた別物だし。


天城麗 題名:剣…… 投稿日 : 2002年2月7日<木>22時01分
剣は実際使っているものじゃないですから、難しいですよね。
扱えてもせいぜい競技用ですからね。
うちにあるのは土産用の(例の)木刀くらいですが、まったくないよりはましですね。
やはり「武器辞典」は欠かせませんが、ここで役に立つのは異世界という設定!
なんか知らないけど、こんな金属〜とか設定してしまえば、かなり無理が利きます。あんまりこだわりすぎると、今度は格好がつかないし。
検証!ゴジラがしっぽでビルを叩いたらどうなるか!?ってのがあったけど、
やっぱり ゴジラが叩く→ビルは倒れない→ゴジラ痛がる じゃ、ちょっと(笑)。

ショートソードは剣でいいと思いますよ。ショートソードはロングソードが出てくる前は、ただのソードだったって話ですし。


題名:武器 投稿日 : 2002年2月7日<木>22時44分
天城さん>
「武器辞典」ですか、それもいいなぁ……(うっとり)。私の手元にあるのは富士見ドラゴンブック「アイテム・コレクション」くらいです(乾笑)←ゲームの資料。あの安田均さん監修の(笑)
どうも"道具"には心引かれるものがありましてv
いらんことまで考えてしまうのです。それが楽しい(興味のないことはまったく考えないともいいます)。ファンタジー世界は、ある程度の不自由さがあるから現代人には面白く思えるところもある、と私は思うので、私の構築した世界ではちょっとばかり現実っぽい不細工さ(ゴジラ痛がる、とか)がある方がしっくりくる気が……。
しかし、想像してしまいました。痛いよ〜、としっぽを抱えるゴジラ。

ショートソード>ああ、よかった。色んなことをご存じの天城さんにそういっていただけると。
実際はこっちの方が用途は多かったと思われますが、やはりロングソードの方が長い分、見栄えはしますね。日本刀も絵柄的には打刀振るってる方が格好いいし。実際の合戦では脇差の方が重宝したらしいですが。こういうところ、洋の東西問わずですねぇ。


題名:斬馬刀 投稿日 : 2002年2月7日<木>22時29分
斬馬刀と聞いて思わず佐之助がでてきたあたしの頭(笑)
うちにもファンタジーな勇者様が一人とりあえずいるけど、彼の剣はどんなのだろ?
たしか伯父さんにもらったという設定だけど、両手で構えるイメージで書いてるから。。。
身長175センチくらいなら150センチの剣でも何とか振り回せるのかな?
あ〜、なんか無性にファンタジー書きたくなってきた。

題名:澪さん 投稿日 : 2002年2月7日<木>22時56分
ふふ、同じことを思いましたともさ>佐之助

身長175センチで150センチの剣。可能かと思われます。仮にご自分の身長から25センチ引いてみてください。比率が違うので必ずしもそう、とは言い切れないと思いますが、茅の身長−25cmの棒きれでもなんとかなりそう。メジャー出してきて、足で踏んで、腰まで○センチですから(計るなよ、そんなこと……)両手でかまえるというポーズも無理がないと思いますよ。……長剣を持とうと思えばやっぱりこれくらいの身長が必要なんですね。
そういやルールブックでも「あまり小柄な者は振り回せない」とか注意書きがあるなぁ。私の身長だと、長剣はひきずりますね。

ところで、大笑いな実話ですが、織田信長はこけおどしのためとても長い剣を腰に差したそうですが。馬に乗ってなお引きずる長さで、鞘には車輪がつけてたらしい……。まぢですか。


彩根 題名: 投稿日 : 2002年2月8日<金>20時14分
刀は結局、侍の威厳の象徴だったんでしょうね。
結局、合戦という集団での戦いでしたから、刀なんていう全身凶器武器を振りまわしたら仲間に当る可能生があるために使われなかったんでしょうね。
やはり集団戦だと、足軽の場合は前方にしか殺傷能力無い、槍が主力だったようですし。
やっぱり刀ってのは一対一のような個人戦で使用されたんでしょうね。

題名: 投稿日 : 2002年2月8日<金>23時09分
彩根さん>
日本刀の形は歴史でみると色々変わっていますよね。大刀(たち)と太刀(たち)と打刀(うちがたな)ってのを覚えました。豊臣秀吉の刀狩り令以前の刀を古刀というそうです。ほとんどが淘汰されてしまったから。
馬で突撃する時代では、脇差は相手の首(しるし)を討ち取るのに使ったそうですよ。もう少し新しくなって出てきた打刀は本当に一対一でやり合うときに使われたんでしょうね。
太刀は刃が付いている方を下に、打刀は刃が付いている方を上にして腰に差すそうです。で、打刀の方がわずかに刀身が短くて、これは居合い抜きをしやすい形になっていったんだそうで。足軽の槍は、一対一には向きませんものね。でも集団で前に構えると、ちょうど剣山のように相手の馬を攻撃(阻止)できる、と。

202  夢紡ぎ2    2002/02/15 00:36 
From:斉藤白寿 
拝読してきました♪
  (中略)
ネットをほとんどしなかった週、掲示板での武器談義に乗り遅れてあとで歯噛みしたもので(笑)悔しいのでやっちゃいますー。
たしかに剣って重いですから、長剣をぶんまわすのはヒスイには無理がありそうですね。やはし弓ですか……(でも弓やってる子って肩がたくましいですよね。貫通力の高い弓矢を使うなら、相応に力は要りそうです。クロスボウはさすがになさそうですし)
彼女が剣を使うとしたら、せいぜい遠心力でぶち当てるぐらい? それでも大ぶりすると体勢が崩れてよけい危なそう(中略)なので、せいぜいショートソードかダガーぐらいでしょうね。
明らかに向いてなさげですが、ヒスイがあえて接近戦するなら、剣じゃなくて、間合いをとれる槍なんかよさげ?とか思ったり。
日本の赤穂浪士討ち入りでも、実戦経験のない浪士たちは、間合いがとれることで精神的にもラク、ということでメインの武器に刀ではなく槍を選んだらしいです。でも、槍持ちのヒスイって絵的にアレすね……←肝心なことに(笑)
でもツボなのはアイシャの装備・フライパン。アイシャ好きとしては、アイシャのフライパン攻撃、見てみたいです。標的はヒスイを押し倒す直前の某野獣……とかどうでしょうか(どうって……(笑))

206  武器談義(長くなりました)   2002/02/15 13:01 
From:茅 
武器談義をやってた頃は斉藤さんがネットをしなかった週だったんですね。あら、タイミングが……。
やっちゃってください、というか、是非お願いします。大歓迎ですv

> たしかに剣って重いですから、長剣をぶんまわすのはヒスイには無理がありそうですね。やはし弓ですか……(でも弓やってる子って肩がたくましいですよね。貫通力の高い弓矢を使うなら、相応に力は要りそうです。クロスボウはさすがになさそうですし)

純粋に攻撃用の長弓は自分の身長と同じ長さがあるそうです。セイなら使えそうですが、ヒスイには無理ですね。なので、たいして貫通力のない狩猟用の弓が標準装備です。(弓袋にしまいこんで背中に担げるあたり、それくらいの長さにしか設定していません)その前に、弓を持ち運ぶのに弓袋(ゆぶくろ)ってものがあるのすら知らなかったんですよ。偶然、電車の中で弓道部らしき高校生たちが長い袋を持ち運んでいるのを見て思い当たった次第でして……。アーチェリーはどうなんでしょう。

ショートソードかダガー。そうなんです、このあたりが限界で。でもダガー使いはセイがいますし、第一これは本当に相手の懐に入らないと使えないので初心者には不向きかも、と思ったのですよ。よく深窓の姫君が携帯してますが、これは自害用ですもの。だからうちの小説では英語で「ショートソード」と呼ばれる物を「剣」、「ソード」は「長剣」という風に使うことにしました。ヒスイが使っているのはショートソードです。……これが「小剣」とでも書くと、どれくらい小さいんだろう、と本来の大きさに想像してもらえそうになかったんですよ。

> 明らかに向いてなさげですが、ヒスイがあえて接近戦するなら、剣じゃなくて、間合いをとれる槍なんかよさげ?とか思ったり。

ああ、赤穂浪士! そんな美味しいネタ……もとい、前例が過去にあったんですね。メモメモ!<違。
残念ながら、絵的なものもあるかもしれませんが、町中を槍持ってうろうろってのは……不審人物極まりないです(苦笑) 普通の町人にひかれるでしょう。剣と違って鞘なんてものがないですから、刃物が見えますし、布きれで巻いていても形状から分かりますよね。このあたりのネタは「うしおととら」より(おい?)
あれをみて、槍を携帯するのは不都合あるなと思った覚えがあります。

> でもツボなのはアイシャの装備・フライパン。アイシャ好きとしては、アイシャのフライパン攻撃、見てみたいです。

書きたかったんですー!
こんな一文じゃなくて、本当は書きたかったんです〜。か、書こうかな。よし、神殿へ向かう旅程をもう一日のばそう……どきどき。(どれだけ神殿は遠くにあるんでしょう……まあ、危険がなければ護衛も認められないでしょうし〜)
キリスト教の教義として、刃物のある武器は血が流れるので認められていませんでした。だから僧侶や十字軍の武器は鎚矛(メイス)が主だったそうです。これで殴られたら死にますよ。めちゃくちゃ重そう&肉に食い込みやすいように作ってあるんです。金属バットあたりで殴っても人間、骨くらい折れるんです。鎧の上からメイスで強打したら間違いなく殺せます。刃物とどっちが残酷な武器なんでしょうか。……脱線しました。つまり、僧侶系の武器が打撃武器と決まっているのはそういう背景があるんで、イスカとアイシャも打撃武器にしたかったんです。メイスは上記のように茅の印象が最悪なので(こら)イスカは杖、アイシャはフライパン、と比較的おだやかな武器に落ち着いています。なにより人の命を救う薬師が戦闘用の武器を手にするというのに違和感を感じましたのでね。
余談ですが「世界樹の下」さんにて、フライパンを火の魔法で熱して殴る、という手法を聞きました。これもいいかげん、残酷ですけど効果的かな、と思ってみたり(^^;)


207  Re:武器談義(長くなりました)   2002/02/15 16:05 
From:斉藤白寿 
> やっちゃってください、というか、是非お願いします。大歓迎ですv
やたっ。ありがとうございます♪(ぉぃ)

> ああ、赤穂浪士! そんな美味しいネタ……もとい、前例が過去にあったんですね。メモメモ!<違。
元ネタはNHKなんです(笑)。たしかに槍は街ん中、平和時に持つもんじゃあないですね。
自害用のナイフ。
またも時代劇ネタですが、悪漢に襲われたとき、ふところから女性(お姫様や武家の娘などなど)が、どう考えても一挙動では抜けそうにない袋入りの短刀を引っ張り出すのを見たのですが、子供心にも「あれじゃ戦うための携帯の仕方じゃないだろう」と思った覚えがあります。

> 書きたかったんですー!
> こんな一文じゃなくて、本当は書きたかったんです〜。か、書こうかな。
はうっ。たのしみにしてます〜♪

> キリスト教の教義として、刃物のある武器は血が流れるので認められていませんでした。だから僧侶や十字軍の武器は鎚矛(メイス)が主だったそうです。これで殴られたら死にますよ。めちゃくちゃ重そう&肉に食い込みやすいように作ってあるんです。
私も武器辞典なるあやしい書籍で、トゲトゲつきの、へたな刃物より凶悪な面相をしたメイスが載ってたのを見ました。十字軍のだったかな?
あんなので殴られたら、たしかに血も十二分に流れそうだし、第一死んじゃいますね…。血を流すのが云々という、あのあたりの理念は理解しがたいんですが(汗)
本来ぶん殴る武器ではない日本刀だって、峰打ちでも十分重くて痛そうです。どんなに綺麗に飾ってても、武器は武器ですもの。
うううヒスイ、やっぱし現代人だし近接戦闘はやめようよ〜。魔法使い路線で……(涙)

>金属バットあたりで殴っても人間、骨くらい折れるんです。鎧の上からメイスで強打したら間違いなく殺せます。
最近の殺人事件でも、凶器が金属バットだったりしますね。
ナイフで切りつけるのと違って、鎧を着込んでいても(切り裂かれるのは防げても)衝撃は通じるでしょうし、脳震盪でも起こしたら戦闘中には命取り、と……。
棍棒持ちヒスイが槍持ちヒスイよりもさらに絵的に美しくないので、採用はありえなさそうですが(笑)

> 余談ですが「世界樹の下」さんにて、フライパンを火の魔法で熱して殴る、という手法を聞きました。
ひぃ〜(涙) フライパンは武器にしちゃあだめですわ、調理道具ですっ(笑)
どうせ火炎魔法を使うならお鍋で油か鉛を熱して、おたまですくって敵にひっかけるほうが……(よけい残酷です。)


208  続・武器談義   2002/02/15 19:27 
From:茅 
> 元ネタはNHKなんです(笑)。たしかに槍は街ん中、平和時に持つもんじゃあないですね。

昔は考えたことありますよ。槍だけでなく、斧とか。でも、どうやってしまうんだ、というところで想像力が詰まったんです。手斧くらいなら腰に差し込んで持ち運べますけどね。

> 自害用のナイフ。
> またも時代劇ネタですが、悪漢に襲われたとき、ふところから女性(お姫様や武家の娘などなど)が、どう考えても一挙動では抜けそうにない袋入りの短刀を引っ張り出すのを見たのですが、子供心にも「あれじゃ戦うための携帯の仕方じゃないだろう」と思った覚えがあります。

ありますねー。あれはそのまんま「懐剣」と書きますからね。今でも和装の花嫁衣装には付き物です。

> 私も武器辞典なるあやしい書籍で、トゲトゲつきの、へたな刃物より凶悪な面相をしたメイスが載ってたのを見ました。十字軍のだったかな?

あー。モーニングスターとかいうんです。トゲトゲを明星の光に例えて。あれなんて本当、最悪の凶器ですよね。

> うううヒスイ、やっぱし現代人だし近接戦闘はやめようよ〜。魔法使い路線で……(涙)

突き詰めれば武器というのは人殺しの道具なんですもんね。でも、リアルだけが能じゃないのも確かです。やっぱり剣をふるって、ばったばったと敵をなぎ倒していく爽快感もファンタジーには捨てがたいんですよ〜。

> 棍棒持ちヒスイが槍持ちヒスイよりもさらに絵的に美しくないので、採用はありえなさそうですが(笑)

むう、ファンタジーでも棍棒を武器にするのは蛮族とか多いですよね。

> > 余談ですが「世界樹の下」さんにて、フライパンを火の魔法で熱して殴る、という手法を聞きました。
> どうせ火炎魔法を使うならお鍋で油か鉛を熱して、おたまですくって敵にひっかけるほうが……(よけい残酷です。)

油は怖いですねー。しかし……鉛? そこまで発想は飛躍しませんでした。。。


209  続・武器談義   2002/02/15 21:53 
From:天城麗 URL:http://www6.ocn.ne.jp/~exist/
ショート・ソードとロング・ソードが気になって、調べ直しました。
ショート・ソードは全長が70〜80センチ。
ロング・ソードは80〜90センチ。95センチ以下が条件です。
時代によって、材質その他が異なるため、決定的な判別法は長さのみになります。
歩兵用がショート・ソード、騎馬兵がロング・ソード
という分類でも、大ざっぱですけどかまわないと思います。

ただし、この長さの区分をするようになったのが中世以降だったため、それ以前のものはどちらもソードでいいのではないかと思います。

要は読者に形状が伝わればいいわけですから、
直身で両刃で先端が鋭ければ、剣で問題ないと思います。
だって規格品として作られたわけじゃないですからね〜。
ショート・ソードと言ったって、刃と一体型の金属の柄もあれば、違う材質のものもあるし、長さもバラバラ。時代によって製法も違えば、血溝の有無だってあるのです。

呼び名よりも、その剣が使用者にとって、軽いか、重いか、ちょうどいいか。耐久性はどのくらいなのか。ちゃんと鞘から抜けるのか(笑)。攻撃範囲はどの程度になるか。などを考えておく方が必要かな〜。

利き手は重要ですよね。何をするにしても、方向は重要です。
うちのエリーが必ずグレイの左側にいるのは、右利きの剣士の攻撃範囲からより遠く、左には鞘が吊ってあるので敵もあまり攻撃しない(鞘にあたったら刃こぼれするでしょ?)から。
グレイの剣はかなりの変わりモノですけど、方向に関しては問題ないし。

>弓
ちなみにショート・ボゥの射程は90〜230メートル弱。
材質と使い手の技量によって前後します。
ヒスイの弓の射程はどのくらいなんだろう。
風にお願いすれば、どこまでも行きそうな気もしないでもないですが。

>フライパン
昔、スライム(味方ユニット)の装備品「フライパン(武器)」「なべ(鎧)」「なべつかみ(盾)」というゲームがあったのを思い出してしまった。
耐火特性がついているのよ〜(笑)vv


210  Re:続・武器談義   2002/02/16 11:40 
From:茅 
> ショート・ソードは全長が70〜80センチ。
> ロング・ソードは80〜90センチ。95センチ以下が条件です。

刃渡りじゃなくて全長ですね。と、いうことは1メートルもあるとバスタードソード(無理矢理訳すと半片手剣)になってしまうわけですか。
しかし95センチ以下というのは知りませんでした。

> 直身で両刃で先端が鋭ければ、剣で問題ないと思います。
> だって規格品として作られたわけじゃないですからね〜。

ごもっとも。
もー、ちょっと調べただけでも色んな物がごろごろ出てくるのですよ。これが片刃だと「刀」という名称で呼ばれるようですね。イスラム圏のシミターやシャムシールも曲刀と表現しますし。あれは切り裂く武器ですけど、同じような形状の日本刀は「神髄は突きにある」というのはちょっと驚きでした。

> 呼び名よりも、その剣が使用者にとって、軽いか、重いか、ちょうどいいか。耐久性はどのくらいなのか。ちゃんと鞘から抜けるのか(笑)。攻撃範囲はどの程度になるか。などを考えておく方が必要かな〜。

はうっ。今すぐ考えます(<馬鹿)。

> 利き手は重要ですよね。何をするにしても、方向は重要です。
> うちのエリーが必ずグレイの左側にいるのは、右利きの剣士の攻撃範囲からより遠く、左には鞘が吊ってあるので敵もあまり攻撃しない(鞘にあたったら刃こぼれするでしょ?)から。
> グレイの剣はかなりの変わりモノですけど、方向に関しては問題ないし。

かならず左側に、というネタ、いただきます(苦笑)
利き手は無意識に決定してますね。自分が右利きなものですから、特に変わり種以外は右利きが基準になってしまいます。

> ちなみにショート・ボゥの射程は90〜230メートル弱。
> 材質と使い手の技量によって前後します。
> ヒスイの弓の射程はどのくらいなんだろう。
> 風にお願いすれば、どこまでも行きそうな気もしないでもないですが。

ど……どれくらいなんでしょうか(待て)
第二章の時点では、使い手としてまだまだです。貫通力もさほどないでしょう(さほどない弓しか使えないからです)。風を使って矢をどこまでも飛ばす、という魔法(?)は存在します。……おそらく、セイがそこまで読んでたんでしょうね。

> フライパン
私、お鍋の蓋が盾だったゲームを思い出しましたv
ちなみに、うちのフライパン(鉄製。焦げ付き防止加工なし)の重さを戯れに計ってみたんです。1165gでした。1.2kgないんです。
片手で握って「これくらいの重さかぁ」としみじみ実感してみたり。ちなみに、私にとってこのフライパンは重いです。これに具とか色々入るともう左手一本だけでは支え切れません……(泣)